東京アマデウスの「魔笛」

 上野から京浜東北線に揺られて、昼過ぎに川崎へ。ミューザ川崎で東京アマデウス管弦楽団の第70回記念演奏会で、モーツアルトのオペラ「魔笛」。

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 開演20分前に行ったら、1階席、2階席は満員で、中央の席は4階しか空いていなかった。一旦座ったのだが、あまりにも遠く、もう一度、席の空きを探して3階、2階と見て回り、指揮者が真横に見える2階席に座った。会場は写真の通り満員。

 パンフレットにバレイ団などと書いてあったので、演奏会形式とはいえ、振付けや趣向があるのかな?と期待していが、舞台装置や美術がないだけで、歌手はすべて着飾り、客席やオケのメンバーも参加した楽しい演出もあり、オペラとして楽しめた。

 IIZUKA Tさんがパンフレットの曲目解説を担当されており、7頁にわたって全21曲を詳しく紹介されていた。

 最近、アマチュアオケをよく聞いているが、東京アマデウスかなり上手いと思う。とても安心して聴ける。

 歌手の皆さんも見事。三人の侍女、パミーナ、パパゲーノが特に良かった。夜の女王のコロラトゥーラ・ソプラノ2曲も楽しめた。

 21曲中10曲ほどは好みでよく耳にしている。ノーベル物理学賞で有名になった小柴昌俊先生は大のクラシックファンで、紀尾井ホールでお見かけしたこともあるが、音楽番組のインタビューで「アインシュタインモーツアルトどちらが天才ですか?」との問いに「そりゃモーツアルトでしょう」と答えられていた。まったく同感。