日比谷公会堂でショスタコーヴィチ

 日比谷公会堂井上道義の「日露友好ショスタコーヴィチ交響曲全曲演奏プロジェクト」を聴いた。昨日が1番と7番「レニングラード」、今日は10番と13番「バビ・ヤール」。

http://www.michiyoshi-inoue.com/2007/03/post_2.html

 2番から5番まではパスし、この後、9、14、4、森の歌を聴く予定。全15曲の半分だが、音楽関連企業にお勤めで、最近商談が続いている岩崎さんは通し件を購入したとのこと。

 日比谷公会堂関東大震災の後、東京市長 後藤新平の要請で、安田財閥の祖 安田善次郎の寄付で1925年に竣工。つまり東大安田講堂とは兄弟。

 今日までサンクトペテルブルク交響楽団が演奏。レニングラードは左右の袖にも金管を配し、大音響が2000名のホールを包んだ。O列の中央通路側の席にしたが、J列以降は2階席が迫り、洞窟状態で響きが悪い。2階席の前列が良いようだ。実は30年以上前、東京に出てきて初めてオーケストラを聴いたのがここ。2階の奥のほうの席だったと思う。都響のファミリーコンサートでチャイコフスキーの5番だった。重厚な弦の響きに圧倒された。

 椅子は狭く軋むし肘掛もないが、80年の歴史ある建物は迫力充分。市政会館と表裏一体で、こちらに入居している日本ABC協会(http://www.jabc.or.jp/ )には、以前商談で伺ったことがある。

 休憩時間にコーヒーを飲んだが、UCCの昔ながらの薄いコーヒーに「ミルク」というと大きな缶からコンデンスミルクを注いでくれた。開演のブザーも昔ながらの「ブー」