アイノラでシベリウスの3番

 新装の杉並公会堂で、アイノラ交響楽団の第4回定期演奏会

http://ainola.s82.xrea.com/

 http://bizpal.jp/eijyo/00254の通り、第1回(5番)、第2回(1番)を聴き、昨年4月の第3回(6番)はチケットを購入していたが、別件が入り蒲田に行けなかった。今回は、以下の4曲。

シベリウス カッサツィオーネ作品6

グリーグ 交響曲ハ短調

シベリウス 交響的幻想曲『ポホヨラの娘』 作品49

シベリウス 交響曲 第3番 ハ長調 作品52

 前半は眠くて虚ろに聴いたが、グリーグ交響曲は初見。2楽章などプロの楽団で聴いてみたい。休息後のシベリウスは力を入れて聴いたが、この楽団の個性が出ていて良かった。「シベリウスが好きで演奏している」という気持ちが、こちらにも伝わってくる。これは、http://bizpal.jp/eijyo/00988のダスビも同じ。

 自由席だったが、2階C1-3という最前列の席を確保。左右が空いていたのでゆっくり座れた。80%くらいの入り。

 開演のチャイムも、シベリウスが作曲したヘルシンキ カッリオ教会の鐘の音を使い、アンコールはヘイノ・カスキ「前奏曲 変ト長調」、シベリウス「アンダンテ・フェスティーヴォ」と北欧の雰囲気に浸った2時間20分だった。指揮者の新田ユリさん、カスキなど北欧の作曲家の発掘も行われているようだ。

http://www.yuri-muusikko.com/

 12月には交響詩クッレルヴォの特別演奏会も予定されている。東京新聞主催の招待制のコンサートだが、何とかチケットを入手したい。トリフォニーが満員になると良いのだが・・・

 iioさんの「クラシックBook」(http://bizpal.jp/eijyo/00983)に「シベリウス交響曲はどれも似ていない。作風の変遷を経ながらも、1曲1曲が独自の価値を持ち、それでいてシベリウス以外のだれのものでもない音楽になっている」とあるが、第5回も楽しみ。