日本語ドメイン名は普及するか?

 昨日の続編だが、JPRSの日本語URLは「www.日本語.jp」と入力する必要がある。半角、全角、半角で、とても入力が煩雑。しかも、www.はMS-IMEがhttp:同様、以降は半角と認識して自動的に半角モードにしてしまうので、再度、漢字キーを押さなければならない。www.はサーバ側で省略できても、.jpは省略できない。

 2002年のインターネット・キーワードは、「msnで上位の単語はその企業が優先権を持つ」というルールで、IEのアドレス欄に日本語が入った場合、realnames.com社の振替表を使って、該当するURLにジャンプさせる方式であった。これなら、「日本語」とアドレス欄に入力するだけなので、確実に普及する。

  

 「日本語」ではなく、将来的にも「日本語.jp」なのであれば、普及は難しい。いっそのこと、「URLはアルファベットのみ」で、統一した方がスッキリすると思う。

 10数年前、AXパソコン(http://www2.nsknet.or.jp/~azuma/a/a0031.htm)の日本語キーボード検討委員会で「日本語入力は、かな漢が前提なので、日本語キーボードは不要。英語キーボードの普及を図れないか」という意見を出したが、これが実現していれば、世界標準のハードウェアがそのまま日本でも使え、業界にも大きな影響を与えたと思う。

 国益がぶつかり合うドメイン名の世界で、日本から「アルファベットのみ」という意見は出しづらいが、JPRSには、無駄な宣伝はやめて、大所高所からの判断を望みたい。