スロバチェフスキーさんの第九

 昨晩、池袋の東京芸術劇場で久々に「第九」を聴いた。指揮は、スタニスラフ・スクロヴァチェフスキ(Stanisław Skrowaczewski)さん。1923年ポーランド生まれなので83歳。現役最長老の指揮者である。前から6列目の左の方の席なので、指揮者の顔が良く見えるが、スクロヴァチェフスキさん、椅子も手すりも使わず、かくしゃくとした棒さばきであった。ソリスト4人は4楽章の途中で静かに登場し、暗譜だった。指揮者もスコアーなし。先日、N響サヴァリッシュさんがキャンセルになったが、彼も1923年生まれ。http://bizpal.jp/eijyo/20041114

 ちょっと心配だが、来年5月にはN響ブルックナーの8番だし、12月には手勢のザールブリュッケン放送交響楽団を率いて、ベートーヴェン・チクルス(http://www.operacity.jp/concert/2006/index.php#061203)を指揮する。83歳でも指揮者は数年後まで予定が入っているわけで、いつまでも元気に活躍していただきたい。

  

 久々の第九だったが、昨年同様(http://bizpal.jp/eijyo/20041205/)、第九演奏会を調べてみた。12月、関東地区で90回。11日9回、18日13回、25日11回。この日は東京フィル、日本フィル、都響、読響などの競演となっている。