年末の第九、真夏の復活

 午前中、谷中の全生庵へ。昨年入れなかった「圓朝まつり」をちょっとだけ見て、三遊亭圓朝さんのお墓【写真】を拝んできた。

 午後からサントリーホールへ。東京交響楽団マーラー交響曲第2番「復活」を聴いた。6月末にシェーンベルクの「グレの歌」を聴いて以来、久々のコンサートである。

 最近、復活にハマっており、NHKが放送したシノーポリの名演をよく聴いている。随所にマーラー節が聴かれ、一貫性には乏しいが、心地よい。2階後方の席だったが、サントリーホールはここでも音が良い。指揮者の飯森さんが管楽器をグイグイ引っ張って鳴らすので、うるさいくらいである。

 夏になるとコンサートが激減する。音楽祭は各地で開催されるが、定期演奏会は皆無。でも毎月1回は聴きたくなる。

 そこで思いついたのが、年末の第九(http://bizpal.jp/eijyo/00726)と同様、「真夏にマーラー」という企画である。ドビュッシーの方が涼しげだが、暑気払いには大曲を聴きたい。夏に、各オーケストラがマーラー交響曲の競演を行うという趣向である。

 お盆も近いし、「真夏の復活」、是非、定着させたい。