アマゾンの物流システム

 7日の夕刊に「絶望すらできぬ仕事 =ノルマに追われ、ひたすら動き回った=」と題して、アマゾンの書籍物流センターで働いていた方のレポートが載っていた。市川市塩浜にあるアマゾンジャパン・ロジスティクス(株)は約5000坪の巨大な倉庫で、ここから書籍などの商品が全国に発送されている。

 「棚にはジャンルに関係なく本が並ぶ。・・・手がかりは注文表にある記号だけ・・・」とあるが、たぶん、ISBN順(http://bizpal.jp/eijyo/20050315)なのであろう。

 1999年11月7日、本郷にあるヤマト運輸が経営するブックサービス(http://market.bookservice.co.jp)の配送センターを見学したが、広いフロアーに書籍が並び、「ハリー・ポッターと賢者の石」が2メートル四方にうず高く積み上げられていたのに感動した。

 ベストセラーは別棚にしても、10冊、1冊、取り寄せ後など様々なバリエーションの中から該当の書籍をスピーディーに探すのは大変だと思う。チャップリンの「モダンタイムズ」ではないが、人間が機械の一部ように働くのも仕方がない面もある。

 このレポート、「アマゾンの光と影」、「先端IT産業の影に単純作業あり」などと批判的に取り上げているが、そのおかげで、「ソーシャル・ネットワークマーケティング」(http://bizpal.jp/eijyo/20050607)は翌日に届いたし、1500円以上の注文で送料無料という画期的なサービスも実現できている。