iPod Shuffle、Mac miniそしてAppleの好業績の話題が、世界を駆け巡っているが、Steve Jobsさん、創業者&経営者としてやりたいことを好き勝手にやっている。
-小さくしたり:Mac mini、iPod Shuffle
-大きくしたり:Cinema Display、17inch PowerBook
-斬新な形にしたり:iMac、G4、G5
ハードウェアとOSとアプリをすべて手の内に持っている強みを遺憾なく発揮して、Jobsの引き出しから、次々と、ストックしている新製品を取り出している感がある。
10~12月期の業績も、売上高は対前年同期比74%増の34億9千万ドル(3600億円)、純利益は前年同期比4.7倍!の2億9500万ドル(300億円)。iPodは累計1000万台を突破したとのこと。
ハードディスク搭載オーディオ・プレイヤーなどiPodの2年前にはComdexの韓国、台湾ブースに登場していたし、Mac miniよりちょっと大きな弁当箱型Windows PCも、数年前から、秋葉原では組み立て型で販売されていた。
iPod Shuffleも同様で、数年前からアジアの無名の会社が出荷していた商品を、アップルブランドにしただけのことである。
しかし、タイミングは絶妙。99ドル、499ドルという値付けでスタートが切れる「今」を読み、決断する力は、日本のサラリーマン経営者や事業部長には不可能である。