北京、スタバのラテは310円

 今年、立て続けに北京に行ったが、スターバックスがたくさんあった。日本ほどではないが目につく。

http://starbucks.bj.cn

 写真は北京、故宮(http://www.dpm.org.cn/japan/)つまり紫禁城の中のもの。丸い看板は出ていないものの、店内はアメリカからの観光客で満員だった。

 全世界で1万店、米国に7000店、日本で575店、年商6000億円。因みに、ユニクロは4000億円ちょっと。「一生、砂糖水を売るのかい」とは、アップル:スティーブ・ジョブスペプシコジョン・スカリー引抜きの弁だが、ハワード・シュルツは、ほろ苦い水で、巨万の富を稼いでいる。

 中国の故宮同様、日本のJRや営団地下鉄の縄張り内にも出店しており、政治的な手腕もなかなかである。

  

 それにしても、中国での価格は、物価水準から考えれば異常である。トール・ラテが23元、為替換算で310円。日本では340円なので、ほぼ同額。つまり、ヴィトンのバッグやオメガの時計同様、世界統一価格となっている。同じようにブランド品なので・・・といわれればそれまでだが、中国の物価換算では1500円以上。それでも若者がたくさん入っている。

  

 スタバの緑のマーメイドロゴは、ヒッピー文化の影響が感じられる。日本のパートナー、サザビーも「It's a beautiful day」という60年代サンフランシスコの象徴のようなバンドの名前(http://bizpal.jp/eijyo/20050727)を、キャッチコピーに使っている。

 オラクルのラリー・エリソン同様、ちょっと狂的なビジネス・マインドなのかもしれない。そして、シアトルとシリコンバレーの間のオレゴンで起業したナイキのフィリップ・ナイトも同じタイプの経営者だと思う。