天変地異

 今日が仕事納め、朝、いつもより90分も遅れて、10時に外に出たら 雪!

 ♪雪やコンコン♪ではないが、心ウキウキ。

 しかしスマトラ沖地震の被災者のことを考えると、雪で喜ぶのは申し訳ない。新聞報道では以下の通り、日々、犠牲者が増えている。

-27日朝刊 地震津波、死者6600人超 インドネシアスマトラ島沖M8.9 タイで20邦人連絡取れず 1900年以降5番目の規模

-27日夕刊 死者1万4千人に 津波、インド洋を横断 地震規模修正M9.0 日本人15名死亡情報

-28日朝刊 津波死者2万人超す 防災遅れ、犠牲者拡大

-28日夕刊 死者7万人超す恐れ インド、アンダマン諸島の3万人通信途絶

-29日朝刊 日本人11人死亡確認 在留100人安否不明 死者5万人超す、各国当局確認

-29日夜NHK 死者4万8千人 史上最悪の被害者 エネルギーは神戸の1600倍

 経済3団体3億円、Yahoo!ボランティアなど義援金の輪も広がっている。

 先日「The Day After Tomorrow」という映画を見た。地球温暖化で極地の氷が溶け、北半球が冷却されて、雪と氷の世界になるというもの。天変地異パニックに家族愛が絡む、ハリウッドのいつものパターンだが、CGが見事だった。

http://www.foxjapan.com/movies/dayaftertomorrow/

 日本に雹が降るシーンで、スクーターがぶつかる商店、本屋かなと思いDVDを停止させたら、テレビ店で、画面は相撲だった。今どき、ブラウン管のテレビを店頭に飾ったテレビ店など日本には存在しないのだが。「ブレードランナー」の未来のロス同様、ガサツな東洋として描かれている。

 自由の女神が「猿の惑星」と同じように、象徴的に使われているが、地図で調べたら、父がワシントンからニューヨークに向うのに、本当に彼女のそばを通るルートが最短であった。

 息子が避難した図書館は、http://http://ainola.s82.xrea.com/.jp/eijyo/20041217でご紹介した、ニューヨーク公図書館。ここで、ブラッドベリの「華氏451」(紙が燃える温度)さながら本を燃やし、暖をとる場面がある。しっかり、グーテンベルグの「42行聖書」(500年前の世界最初の印刷物)だけは守る という、薄っぺらな教養主義もハリウッドらしくて良い。