腹で話す

 昨日15:00から会社の納会。乾杯の音頭を・・・ということで、ちょっとスピーチ。

 「今日は楽しいことが二つあった。雪が降ったことと、10年前のズボンがはけたこと」などと話した。医者から禁酒、禁間食と言われ、10Kgほど体重が落ち、とても調子が良い。あと10Kg減れば絶好調になるのだが、それはなかなか難しい。

 本当は、楽しいことが三つあった。BizPalというサービスの試作版に、社外の方が参加された記念すべき日なのだが、その話は、次の機会に取っておいた。

 Kくんから、「スピーチの上達法は?」と訊かれたので「腹で話すこと」と答えた。頭をクルクルまわして、それを口から出すと、議論には強いが、説得力に乏しい。考えたことを一旦腹に溜め、腹というか心から発言すると、相手に伝わるものである。

 それに場数も重要で、奥に引っ込んでいてはダメ。失敗を恐れずドンドン前に出で汗を流しながら実績を積むこと。スピーチだけではなく、何事もOJT(On the Job Training)あるのみ。

  

 今年5月、新入社員から28年間行動を共にした社長が急逝され、6月の「お別れの会」で葬儀委員長を勤めたが、そこでのスピーチは緊張した。1週間ほど前に原稿を書いたが、大幅に改定し、それを何回も読んで頭に叩き込んだ。自分で書いた文章だが、当日、参列者が入る前の会場で、何度も一人でリハーサルを行った。その場の雰囲気に合わせて、少し、原稿とは異なる話もした。

 自分の気持ちを素直に伝えたかったが、汲み取っていただけたかどうか、自信はない。