China UnicomのiPhone

 昨日、iPhone500万台、OPhone2000万台と書いたが、全世界のiPhoneが4000万台なので、この数字は大きい。

 iPhoneの記事中に、China UnicomはAppleに14億6千万ドル(1,387億円)を一括で支払ったとある。一台あたり27,740円がiPhone 3GS(一説ではWiFiなし版)の仕入れ値である。08年7月の日経でソフトバンクの仕入れ値は4万数千円と報道された。(http://bizpal.jp/eijyo/01589 )

 通信料からのキックバック分を含む金額と思われるが、China Unicomは一括500万台の威力で、キックバックなしで半額近い仕入れ値となっている。それでもAppleの粗利は100ドル(合計475億円)以上とのこと。しかも、iTunes Storeの売上は日本と同様、すべてAppleにダイレクトに入る。全世界からの集金マシンiTunes Storeが新たに13億人の中国でも動き出すことになり、30%の粗利がドンドンAppleに落ちる。

 iPhoneはChina Mobileとの数年の交渉が決裂し、China Unicomが一旦7月に出荷と発表。7月には来年2月出荷との情報が流れたが、現時点では「9月」が最新。来月北京に行くが、カルフール北京動物園の近くと、国際展覧中心の隣にあるので、ケータイ売り場を覗いてみよう。