午後から、有楽町の東京国際フォーラムで(社)ビジネス機械・情報システム産業協会(JBMIA http://www.jbmia.or.jp)内の電子ペーパー懇談会(http://www.jbmia.or.jp/epc/)主催のシンポジウムに参加。
一昨年の第1回は虎ノ門のホール、昨年は品川シーサイドの松下電器のホールで開催され何れも盛況だった。今回も200名の会場が満員で、補助椅子も出されていた。
第1回の配布資料「平成15年度 拡大する電子ペーパー市場と機械産業の取り組みについての動向調査報告書」は、とても中身が濃く、事務局にお願いして40部ほどいただき、JEPA(日本電子出版協会)やフランクフルト・ブックフェアで配布させていただいた。以下の記述は、その資料からの引用である。
会場ではデモ展示も行われていた。
富士通は以下のニュースが電子出版業界にも衝撃を与えたが、カラーVGAのパネルが稼動していた。2004年発表したエレクトロクロミック(http://pr.fujitsu.com/jp/news/2004/01/16.html)ではなく、コレステリック液晶の3層構造を使っている。
http://pr.fujitsu.com/jp/news/2005/07/13-1.html
日立は昨年12月に東京駅構内での広告ポスターの実験を行ったが、会場では、単体で稼動するA4判XGAのモノクロ電子ペーパーを展示していた。ブリヂストンの電子粉流体を使っている。
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0512/01/news126.html
英国ケンブリッジ大学のベンチャー企業であるプラスチック・ロジック社は10インチSVGAのデバイスを展示していた。量産可能とのこと。eInkの電気泳動技術を使っており、社名の通り「軽くて曲がる」表示装置である。
http://www.plasticlogic.com/downloads/plasticlogic_dec6_jap.pdf
http://bizpal.jp/eijyo/00460で、携帯電話のサブディスプレイの提案をしたが、セミナーでも「A4判、180dpi」が目標値となっており、現実味を帯びてきた。