最高のiPodが欲しければ、死ぬ直前に買いなさい!

 これは、東芝ダイナブックの部長さんの、15年ほど前、ノートパソコンが日本でも米国でもバカ売れしていた時代の失言のモジリである。当時、半年毎にドンドン機能が強化され、ほんの数ヶ月前に買った客から、「もう少し待っていれば・・・」という悲鳴が上がっていた。

 これは、iPod shuffleを買った客が、iPod nanoを見て感じた悲鳴と同じだと思う。shuffleは512MBで1万円、1GBで1.5万円、nanoは2GBで2万円、4GBで2.7万円と、shuffleの上位にnanoを位置づけているが、カラー・ディスプレイとクイック・ホイール・コントローラーの有無は、決定的である。

  

 10のマイナス9乗、0.000000001の単位であるナノ(Nano)をベースとしたナノ・テクノロジーの成果である高集積フラッシュ・メモリー。それを使ったiPod nanoは、ムーアの法則(http://www.atmarkit.co.jp/icd/root/69/62921469.html)が、いまだに作用している半導体技術のおかげで、1年半で倍の容量に強化される。つまりドンドン旧機種が陳腐化するのである。

  

 本家ハードディスク版iPodも、ビデオ再生版が本日発表され(http://www.apple.com/jp/ipod/ipod.html)、一年前のブログ(http://bizpal.jp/eijyo/20041028)が現実になりつつある。

 このブログを「iPod」で検索したら、28日分も見つかった。一番多いキーワードだと思う。それほど、ジョブスのアップルは元気だし、気になる存在である。