黒部の太陽

 久々に早く帰宅したので、9時からテレビ。鑑定団とプロジェクトX、どちらにしようか迷ったが、黒部ダムの実話は迫力がありそうなので、1チャンネルにした。

 黒部渓谷に建設資材を運ぶための大町トンネル工事は、「黒部の太陽」(http://www.ishihara-pro.co.jp/ac/ishihara/i_movie/mo_83.htm)として映画化され、ヒットしたが、正にその実話である。石原裕次郎が演じた笹島信義さんがゲストとして登場された。

  

 この映画、石原裕次郎が「映画館の大きなスクリーンで見て欲しい」と言い残したので、ビデオ化されていない。テレビでの放映もまだである。三船プロと石原プロが総力を結集して作り上げた作品なので、権利関係も複雑だと思う。

 昨年8月、この映画を16ミリではあるが見る機会に恵まれた。中学の同級生が熊谷組(http://www.kumagaigumi.co.jp/)の幹部社員で、ホームページ制作の商談と絡めて、社員研修上映会に紛れ込ませてくれたのである。

 大町トンネルは熊谷組が受注し、映画の製作にも協力したので、フィルムをもらったとのこと。神楽坂の熊谷組本社の講堂で見ると、熊谷組のヘルメットが度々登場し、宣伝映画のように見える。

 5巻の大きなフィルムを差し替えながらの上映で、途中、2回、フィルムが切れて中断。しかし、迫力充分の映画で楽しめた。

 確かに、大きなスクリーンで見たくなる。デジタル・リマスタリングの劇場公開など出来ないものだろうか。