幕張メッセはGDPを下げている

 昨日の幕張メッセ(http://www.m-messe.co.jp/)、行き来だけで疲れてしまった。

 先ずは、東京駅の京葉線地下ホームが離れ過ぎ。あそこを「東京駅」と呼ぶのは詐欺に近い。それに湘南新宿ライナー、臨海線への乗り入れなど、JRの繋ぎが良くなっているのに、京葉線だけポツンと取り残されている。「ディズニーランドに行く客だから、多少歩かせても・・・」くらいに考えているのであろうか。

 列車に乗ったは良いが、なかなか海浜幕張駅に到着しない。「駅すぱあと」で調べたら29分。成田空港同様、都心から離れすぎである。

 着いたら、また、テクテク会場まで歩かなければならない。昨日は小雨だったが、一部、傘が必要な場所があり、アーケードとしてしっかりデザインされていない。

  

 CEATECの10月4日、5日の入場者数は73,985名。幕張メッセは10月だけで5回、年間100回くらいのイベントが開催され、その参加者は、数百万人に達すると思う。その人たちが、東京駅や千葉の片田舎の無味乾燥な人工都市をテクテク歩かされるのは、時間や体力のロスだし、当日や翌日の生産性にも大いに影響する。

 フランクフルトのメッセ会場は、中央駅から徒歩圏内だし、地下鉄の駅が2つもあり、ダイレクトに会場に入れる。会場内には動く歩道がありシャトルバスも行き交っている。展示会の参加者を受け入れるインフラや、疲れず商談や調査に集中してもらう仕組みが整っている。