中国漬け

 今日は、終日中国だらけ。

 午前中、3年ぶりに海浜幕張に行き、日本のIT産業、特にハードウェア・ビジネスの最大の展示会CEATEC(http://www.ceatec.com/ja/2005/news/)に併設された「中国特別セミナー」に参加。天津の開発地区への企業誘致説明会(http://www.teda.gov.cn/englishnew/index.jsp)なのだが、中国の改革開放政策や中国政府の考え方の一端を知ることができた。

 その後、幕張メッセの大きな蒲鉾型ドームの全部で開催されているCAETECを駆け足で見学。展示スペースや客の入りでは、au対ドコモはドコモの勝ち。SD対メモリースティックはSD、話題のHD-DVD対ブルーレイはHDの勝ちであった。

 昼過ぎ、東京に戻り、JEPAで「中国出版事情」のセミナー。PPT40枚、(http://www.est.co.jp/ks/chinapub.ppt)写真100枚をお見せし、新聞、雑誌、書籍などもたくさん回覧して、中国の雰囲気を味わっていただけたと思う。90分の予定をオーバーし、120分かかってしまった。

 夜は、上海の東亜同文学院の卒業生が作った、霞山会(http://www.kazankai.org/)の北川文章理事長の「私と中国 =60年間 中国を見つめて=」に参加。

  

 中国特別セミナーの講師は以下の方々。利益率を最優先する中国企業の考え方や、電力、ガス、水道、ネットワークなどのインフラ整備状況、日本企業の進出状況、珠江デルタ、長江デルタ、環渤海地域(天津)の開発状況など、伺った。

• 中国電子情報産業現状及び海外投資者のビジネスチャンス

 天津市政府対外経済工作顧問(天津市元副市長) Mr. Ye Disheng

• 濱海新区―中国経済発展の新ホット区域

 天津経済技術開発区(TEDA)管理員会副主任 Mr. Ai Yamin

• 中国自動車産業と自動車電子業界の現状及びビジネスチャンス

 中国自動車技術研究センター(CATARC)知能交通研究所 所長 Mr. Cao Jian

• 湯浅が中国に投資した体験

 株式会社ユアサコーポレーション 社長 神保 徳三郎 氏

  

 最大の収穫は、A4判、日本語60ページの「TEDA投資マニュアル」。中国の気候、環境、交通運輸から、賃金、保険、税制、子弟教育、住宅事情、家賃までを詳しく解説している。会社がどのような形で中国とビジネスができるか判らないが、祖父が戦前、上海で事業をしていたので、中国とのビジネスに惹かれるものがある。 もっと、中国を知りたいと思う。