iPod集団訴訟

 2日AppleiPodバッテリー寿命に関する集団訴訟が和解したというニュースが流れた。日曜日の全国紙にも掲載され、多くの人の目に触れることになった。

http://hotwired.goo.ne.jp/news/business/story/20050603101.html

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 ちょうど1年ほど前、サンノゼに出張した際に、シリコンバレーで話題になっていたが、Appleにとっては200万人に50ドル、つまり1億ドル(107億円)の特別支出となる。

 iPodは時計と同様、特別な器具がないと開けられない構造で、硬いシェルの中にバッテリーも入っている。そのバッテリー寿命がカタログスペックよりも短く、メモリ効果の問題で、1年半で4時間以下の再生しかできなくなるのは、確かに問題である。デザイン優先で販売面では勝利したiPodだが、日本のメーカーでは絶対に採用しないシェル方式の弱点が、今回の件で露呈してしまった。

  

 それでも社会現象化しているiPod人気は続く。ポッドキャストは日本のデジタルラジオ構想などを吹き飛ばしてしまうかもしれないし、シーサーのように、音声に対応したブログも増加している。

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