東大襖クラブ(ふすまくらぶ)

 土日は東大の五月祭 (http://www.a103.net/may/78/visitor/)。妻の職場でもあるので、昨日、午後から見学に行った。模擬店はカキ氷、焼き鳥、たこ焼き、焼きそばとワンパターン。そんな中にパキスタンのカレーとチャパティ(薄焼きナン)、中国の水餃子など、現地の方のオリジナル料理も点在していた。

 安田講堂で東大フィルのタンホイザー序曲を聴いた。16:45からの東大歌劇団(http://kageki.aaa-plaza.net/)「カルメン」は、高校の同窓会の関係で見られなかった。恒例の法学部の模擬裁判は「医療現場の告知」というディープなテーマで日曜日に開催。

 構内をウロウロしていたら、「東大襖クラブ 実演30分」をいう看板が目に入った。工学部の迷路のようなビルの奥で、襖張りの実演を理路整然、立て板に水糊の滑らかな解説付きで見学した。

 30年ほど前、山下洋輔タモリなどが「全日本冷し中華愛好会」を展開したが、同種の東大生の洒落かな?と思い、この部は何時頃からやっているの?と訊いたら、50年以上とのこと。

  

 帰宅してGoogleったら、http://www.geocities.co.jp/CollegeLife-Circle/4031/が現れた。

 『東大襖クラブは、襖張り、障子張りという日本の伝統技術を学ぼうというサークルです。約50年の歴史を誇るサークルであり、その始まりは、学生課アルバイト係に由来します。学生にアルバイトができるようにしようということで、手に職を就けさせようとしました。初代の部員が表具屋へ弟子入りし、襖、障子の張り替えを習得したのが始まりです。』とある。

  

 由緒正しい、真実一路のサークルなのであった。一度、お願いしたいのだが、マンションの襖では彼らは魅了を感じないと思う。襖張りの醍醐味は大正時代の襖の裏張りから、どんな手紙や日記が出てくるか・・・ なのだから。 もちろん間取りは四畳半。