マーラーの1番、立った!

 http://bizpal.jp/eijyo/20050205の通り、N響から読響(http://yomikyo.yomiuri.co.jp/)に乗り換えたが、今日は2回目の演奏会。池袋の芸術劇場で行われる名曲シリーズで、下野竜也指揮、モーツアルトの29番とマーラーの1番を聴いた。前から6列目で左から6番目という席なので、斜め右に指揮者の表情を見ることができる。

 下野さんすごい速さで指揮棒が動き、体全体で指揮されている。http://seikyo.blogzine.jp/tatsu/の通り、ブロガーである。

 最近、ハイドンの後期弦楽四重奏曲セット「エルデーディ」が好きになったりしているので、モーツアルトの29番もスッと入って心地よい。

 マーラーの1番を初めて聴いたのは、学生時代で、後輩の前島くん、押山くんと上野の東京文化会館都響を聞いた。指揮は渡辺暁雄さん。1曲目は確か「さすらう若人の歌」で、休憩時間に前島くんが「良い演奏でゾクゾクしますね、次が楽しみです」と言っていたが、その通り、1番は緊張感のある演奏で、ラストにホルンがスタンドプレイをしたのには驚いた。

 押山くんがすぐにバーンスタイン指揮の1番と2番の2枚組みレコードを買い、彼の二子玉川のアパートで、押山くんの手料理と共に3人で楽しんだ。

 以来、マーラーの1番は5、6回ライブで聴いたと思うが、立つ、立たないは半々。ホルンを持ち上げるだけの場合もある。ホルンは朝顔が後ろに開いているので、上げたほうが大きな音になる。ビックバンド・ジャズのスタンドプレイは脚光を浴びる意味もあるが、クラシック音楽でのスタンドプレイは、この曲以外では見たことがない。

 2002年10月のN響+ヨアフ・タミルは立たなかったので、今日はどうかな?と期待半分でいたら、しっかり立ってくれた。毎回、ラストのホルンで勇気をもらっている。

  

 先日、XMLコンソーシアムのセミナーで水天宮に行った際、道端で押山くんと30年ぶりにバッタリ。箱崎にある巨大コンピュータ会社の部長さんになっていた。