元旦の新聞の出版広告

 元旦の新聞には、出版社が大きく広告を掲載するが、朝日新聞 東京版からリストアップする。

  

1面 3段1/8(三八) 有斐閣東大出版会山川出版社、朝倉書店、実業之日本社、研究社など

2面 5段 新潮社 小説などの単行本

3面 5段 文藝春秋 佐藤愛子松本清張平岩弓枝など

4面 5段 三省堂 新明解国語辞典

5面15段 岩波書店 既刊本と2005年の新企画

6面 5段 大修館書店 明鏡国語辞典、ジーニアス英和・和英、漢語

7面15段 講談社 週刊現代 出樋(だすぜ)編集長

8面15段 新潮文庫 お年玉小説

9面 5段 東京書籍 フェバリット英和、和英辞典

10面15段 小学館 日本語新辞典、電子辞書eランダウハウス大英和、ジャパンナレッジ モバイ

12面15段 集英社 40才のライフデザインマガジン UOMO

14面15段 東洋経済新報社 110周年

16面15段 角川グループ 映画、世界名作シネマ全集

24面 5段 光文社 ハードカバー、カッパノベルス、知恵の森文庫

25面 5段 光文社(続き) パーパーバック、新書、文庫

別冊DO科学 (カラー広告)

1面 5段 ポプラ社 ポプラディア2005 DVD-ROM 子供百科

2面 5段 朝日新聞社 週刊かがくる(科学る)

  

 デジタル系の出版広告がめっきり減ってしまった。各社、CD-ROM、インターネット辞書検索、携帯読書など事業化されているが、元旦に広告するほどの新規性はないし、新聞広告で販売が伸びるわけではないので、紙の書籍の広告が主体となっている。 その中で、小学館ランダムハウス電子辞書と携帯電話で百科事典が引けるJapanKnowledge、そしてポプラディアは、本気でデジタルを販売する気迫を感じる。

 欧米と同じ出版コングロマリットを標榜する角川グループの頁には、傘下の「ASCII」、「キネマ旬報」、「日本ヘラルド」などの社名も並んでいる。

 

 出版社の15段全面広告は上記の通り7社だが、他の業種では、自動車、住宅、音楽会社などが15段で出している。

 2色15段見開き2面という大宣伝を出しているのは、http://bizpal.jp/eijyo/20041113でご紹介した「オーシャンズ12」。映画って、本当に儲かるビジネスのようだ。

  

【2005.01.07】 IIZUKA Tさんのご指摘で、4段⇒5段に訂正。