AppleはiPhoneディベロッパーに何をしてくれるのか?

 App Storeで現在9本のアプリを販売している。350円から14,000円まで、辞書や新聞のビュアーだが、1000本以上売れたものもある。販売手数料として一定金額をApple社が取り、残りが支払われるが、ドコモ iアプリなどに比べると、Appleの取り分は多い。この手数料収入でAppleは「App Storeの運営」、「登録アプリの確認」、「全世界での課金と決済、代金回収、支払い」を行ってくれるわけだが、アプリのプロモーションにも力を入れている。広告宣伝は「App Store」、「新聞広告」、「テレビコマーシャル」、「店頭デモ」、「カタログ掲載」に大別される。

1.App Store

 PC版とiPhone版のトップ頁は多くのユーザが見るので、広告効果は抜群。トップの大きなバナーにはなかなか載らないが、「ニューリリースと注目作品」、「What's Hot」、「スタッフのおすすめ」にアイコンが載れば、売れ行きは格段に良くなる。

2.新聞広告

 日本でもアプリの販売が好調なので、頻繁に全面広告が出ている。紙面にはSOFTBANKロゴも入っているが、Appleの経費負担と思われる。以下に紹介されている。

http://hal09875.blog46.fc2.com/blog-entry-148.html

http://necojarashi.blogspot.com/2009/10/16iphone.html

3.テレビコマーシャル

 過去のコマーシャル映像は以下で見ることが出来る。

http://www.apple.com/jp/iphone/gallery/ads/

4.店頭デモ

 先日上野のヨドバシカメラで、アプリ紹介のアプリが動いていいた。大辞林が入ったiPhoneもあったが、これは店員が自費で入れたのだろうか?

5.カタログ掲載

 iPhoneのカタログにもたくさんのアプリが紹介されている。

 デ辞蔵は1.「スタッフのおすすめ」に載ったが、記事蔵はどこまで行くか楽しみ。Appleと世界のディベロッパーが、車の両輪のようにiPhoneを推進する仕組みとなっており、共存共栄でiPhoneも売れ、ユーザ、ディベロッパー、Apple、キャリアーの四方一両得が相乗効果で加速する素晴らしい仕組みとなりつつある。