はいぱーワークブック

 今日は会社の仲間と自宅で忘年会兼クリスマスパーティー。家族も入れて13人ほどが来てくれた。花粉症か風邪か区別のつかない症状で、頭は重いし、目はショボショボするしで、悪いコンディションだった。しかし、料理は「生姜と葱の本」から4品と皆の持ち寄りで鶏の丸焼きやラフテーなど豪華。

 話題はコンピュータやインターネットが多く、「闘うプログラマー」で有名なデビッド・カトラー(David Cutler)の話となった。ミニコンの王者DECでVMSを開発し、マイクロソフトに転進してWindows NTを開発した伝説のエンジニアである。パーティーの参加者であるkaroくんは1992年頃、シアトルの彼のプロジェクトで働いていた。そのままシアトルに残った鶴岡さんからは「カトラー偉くなりましたよ。鼻歌を歌いながら、自分で台車を押して広い部屋に引っ越して行きました」なんて聞いた覚えがある。

闘うプログラマー 上巻

闘うプログラマー 上巻

 パーティーが終わった後、ネットで彼のことを調べていたら、東大教養学部の「はいぱーワークブック」に出会った。アップル、ハイパーカードのWeb版のような作りである。

http://hwb.ecc.u-tokyo.ac.jp/current/

-HyperWorkBook,略してHWBです.東京大学教養学部にある教育用計算機システムを使いこなすための, うるとらはいぱーな入門用オンライン自習教材です. あなたが今みているそのページもその一部です. 教育用計算機システムのコンピュータの操作方法. 情報システムの基礎概念, それに情報化社会人としての最低限の素養(コンピュータリテラシー)の学習をサポートすることを目的としています. HWBの各項目は, 基本的には先頭から順に読んで, 自分のペースで学習して下さい. 必要最低限知っておくべきことが書かれています.

 ということで、計算機やインターネットの入門書として最適である。その中に、用語集が入っており、カトラーについても簡単明瞭に解説されている。

http://hwb.ecc.u-tokyo.ac.jp/current/CDD1B8ECBDB82F4461766964204375746C6572.html

 彼が今何処にいて何をしているのか気になるが、Googleでは調べられなかった。2002年に64ビットWindows について話しているので、今でもマイクロソフトに在籍しているかもしれない。

  

 この「はいぱーワークブック」テキストも用語集も充実しているが、編集者の目で少し記述や項目を見直せば、重宝な入門書になりそうだ。