生命科学シンポジウム

 昨晩は「いびき部屋」になったので、浅い眠りだった。4人部屋が二つで、いびきをかく者はまとめられ、私は最後に旅館に入ったので回されてしまった。

 朝食はバイキング。特産品の蒟蒻(こんにゃく)が美味しかった。

 09:16鬼怒川公園発の「きぬ102号」で東京に戻ったが、鈍行(快速)と特急の時間差は22分しかない。単に停車駅が少なくボディーが格好いいだけで、東武スペーシア号」は名前負けしている。

  

 帰ったら「安田講堂にいます」というメモ。一服した後、16:00頃、東大へ。文京区白山に住んでいるので、神保町も水道橋も上野も日暮里も自転車で15分。安田講堂には5分で到着。

 朝から「東京大学生命科学」という公開シンポジウムをやっており、妻が聴講しているので、私は講堂の見学がてら、最後の1時間ほどを聞いた。

-「遺伝子から細胞を創る」新領域創成科学研究科 上田卓也 氏

-「ストレス応答系MAPキナーゼ:酵母からヒトまで」医科学研究所 斎藤春雄 氏

-「免疫応答における時空間制御の仕組み」医学部・医学系研究科 谷口維紹 氏

http://bonsai.ims.u-tokyo.ac.jp/biout/

 どれもサッパリ判らなかったが、22世紀には遺伝子から生命体が作れるとの事。工学部、医科研、医学部などの学際シンポジウムで、質問もたくさん出ていたが、工学部の人に医学系の質問を浴びせるなど、意地悪な人もいたようだ。

 写真は上田先生の「遺伝情報を蛋白質に翻訳する!?:PUREシステムキット」。独立行政法人となり、やる気満々のパッケージ・デザインである。

  

 最近、遺伝子工学、ナノテクなどで従来の学問分類を超えた研究者の交流が盛んだが、この分野のblogとして最先端であった日経BP社の「先端技術情報センター」が9月末で休止したのが惜しまれる。

http://sentan.nikkeibp.co.jp/