中国の縦書き

 昨日のサミットでも、複数の方がEPUB縦書きサポートに言及され、中国での縦書きで間違った情報が流れた。以下の通り、会社の張くんに調べてもらった。

 1917年に銭玄同という人が始めた文化運動で、「新青年」という新聞で、初めて横書きの文書を書いたとのこと。銭の主張は、横書きが書きやすく、読みやすい、英文も全部横書きだ。魯迅などの学士に賛成され、縦書きがだんだん減り、横書きになったとのこと。こんな詩も残している。

人自左右相并,而非上下相重。

试立室中横视左右,甚为省力,

若纵视上下,则一仰一俯、颇为费力。

以此例彼,知看横行较易于直行,

且右手写字,必自左至右,均无论汉字,

西文、一笔一势,罕有自右至左者。

人は左右に並ぶ、上下に重なるでなく、

例え、部屋の中で、左右を見るのが容易い、

上下を見るなら、頭を上下に動かし、ちょっと手間がかかる。

この例から、横行を見るのが、縦行を見るより簡単であることがわかる、

それに、右手で字を書くなら、必ず、左から右へ、漢字、

英語、一画一画、右から左へ書くことは稀である。