製品イノベーションの歴史的構造

 神保町の日本教育会館で、JEPA三瓶事務局長、明治大学佐野先生の講義を聴いた。三瓶さんには毎週のように会っているが、工学博士で東京工科大学で講座も持たれている。佐野先生とは久しぶり。

 三瓶さんはパワポ40枚以上、3時間は話せそうな内容を60分だったので理解が追いつかない。最後のスライドの「2015年3.5"HDは100TB」が気になった。

 佐野先生は「イノベーションの歴史的展開構造に関するドミナント・デザイン論的理解」という難しいタイトルで、革新的な製品、工程の改革による支配的なデザインの登場についての講義。QWERTYキーボードが標準になるまでの歴史から、日本語のM式、OASYSキーボードなどの提案と衰退など、とても興味深いお話を伺った。ベータとVHSそしてHD-DVDBlu-rayの戦いにも言及された。

 本当は第三部でお二人のバトルを行う予定だったが、8時になったので、神保町 楼里絵の奥座敷に場所を移して6人で議論。読書端末や100ドルPC、100TB HDなどネタが尽きないが10時で〆。

 三瓶さんはGoogler's PC(http://bizpal.jp/eijyo/00794 )を提唱されているが、先日WalMartからgPCの販売が開始された。gはもちろんGoogle! Google用にチューンアップされたLinuxを使い199ドルという超低価格。

http://journal.mycom.co.jp/news/2007/11/01/003/index.html