昨日、今年度の日本アカデミー賞(http://www.japan-academy-prize.jp/)を受賞した「フラガール」を見た。
1966年に常磐炭田の閉山対策、雇用確保、地域振興を目的として作られた「常磐ハワイアンセンター」のフラダンスチーム結成時の物語で、泣いて笑って、とてもいい映画だった。観ながらこんなことを考えた・・・
・事業企画力
常磐炭田から温泉とハワイアンへの街興しを考えたのは、岸部一徳が演じた中村豊(常磐興産元社長)さんのようだが、企画力、実行力はたいしたもの。人材育成から椰子の植林まで、徹底的にハワイを創ろうとした姿勢には感服。1960年代の高度経済成長、レジャーブームに乗って繁盛したようだ。現在も、スパリゾートハワイアンズとして営業中。
・人は変われる
炭鉱の子女がフラダンサーになるわけだが、人は環境で変わるものだと、つくづく感じた。才能よりやる気、そして環境が重要だと思う。
・松雪泰子は良い女
同郷の贔屓目ではないが、良い演技だった。日本アカデミー主演女優賞を取れなかったのは誠に残念。「松雪」は本名で、お父さんは鳥栖ガスの社長とのこと。
・ジェイク・シマブクロを聴かなければ
名前は知っていたが、終りのタイトルバック音楽は秀逸。ウクレレは夏の音なので、いろいろ聴いてみたい。