10chで世界水泳のシンクロナイズド・スイミングを連日放映している。
http://www.tv-asahi.co.jp/w-swim2007/
先日、中国のデュオの演技で「ブラック・エンジェル」とテロップに曲名が表示された。聞こえてきたのは、狂気に満ちたショスタコーヴィッチの弦楽四重奏曲第8番の第2楽章だった。
なぜ、こんな妙なタイトルが付いたのか調べてみたら、1996年クロノスカルテット(http://www.kronosquartet.org/)が同名のアルバムを発表し、そのラストに8番が入っている。それで、この曲が「ブラック・エンジェル」なってしまったようだが、明らかに間違い。George Crumb作曲の「Black Angels」という曲が先頭に入っているが、ショスタコの8番とは別ものである。
のだめカンタービレでも、神聖なベートヴェンの7番をショーアップして演奏していたが、クラシックブームが広がる中、このようなデフォルメや間違いは、止めていただきたい。
それにしても、この8番の第2楽章や、シューベルトの弦楽四重奏曲 第14番「死と乙女」第2楽章の第2主題など、なぜ、こんなメロディーが作れるのか、サッパリ判らない。