ジャガード織りからバベッジへ

 土曜日に書いた「ジャガード」について調べてみた。フランス、リヨンの発明家ジャカール(Joseph Marie Jacquard、1752-1834)が考案した織機「ジャガード機」を使った織物のことを指すとのこと。JGDという略記を見かけるが、あれは間違いなのだろうか。正しくはJQD?

 布はタテ糸とヨコ糸を交差させることで織られるが、ジャガード織機はタテ糸を自由に上下させることができ、この機能を使って布地に模様を浮き上がらせたものがジャガード織で、模様はコンピュータのパンチカードと同じように、紙に穴を開けて、そのOn/Offでデザインされる。

 その機構は、計算機の基本概念を作った、イギリスの数学者チャールズ・バベッジ(Charles Babbage、1791-1871)にも影響を与えたとのこと。

 パンチカードはとても懐かしいが、現在のジャガード織り機は、もちろんコンピュータ制御。田屋の特徴である、Over10は10色以上の細い糸を使って、織り上げるとのこと。蝶矢はあるが、田屋は持っていない。買わなければ!

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