故宮のスタバ撤退騒動

 昨日の朝日新聞に「成長中国 外資たたき」というタイトルで、経済成長の矛盾を指摘していた。サブタイトルには、

浙江省、ヴィトン燃やす 競争相手を「退治」か

・上海ではシャネル不合格 庶民の不満そらす狙い

・故宮のスタバ撤退運動 母国に自信 評価変化

 とあり、中国で200以上もの店舗を展開するスタバの故宮内の店舗に対して、中国の文化を踏みにじるとして、撤退要求を伝えている。

 昨年10月「北京、スタバのラテは310円 」(http://bizpal.jp/eijyo/00536)で、スタバ故宮店の写真を掲載したが、今回の騒動は、http://bizpal.jp/eijyo/00869の通り、美味しい肉まんが1.5元なのに、なぜ、スタバのラテは23元もするのか? という庶民感情の表れだと思う。

 昨年、市民講座で「貧富の差を表すジニ係数が伸びており、暴動の臨界に達しつつある」と教わったが、新聞の論調は「国内産業vs海外の贅沢品」が主題で、ちょっと不満。