SONY VAIO TP1

 富士通 TEOの次は、SONY TP1。これもCESで発表され、Appleの白い弁当箱Mac mini(http://www.apple.com/jp/macmini/)に対抗して、丸い形が話題になった。CDを考案したSONYらしいデザインである。

 Mac miniの16.5cm角、高さ5cmに対して、VAIO TP1は直径27cm、高さ 9cmと2回りくらい大きい。このサイズだと「可愛い」とは言い難い。

 TP1もTEO同様ディスクプレイ接続でHDMIが使え、720p(1280×720、走査線750本)や1080i

(1920×1080、走査線1125本)に対応している。また、TEOとは異なり、デジタルチューナーは別売で、DT1という別型番が付いている。

 ディスク容量は500GBと160GBの2種類、TEOも400GBと160GBで録画用の大容量になっているが、ディスクは技術開発が著しいので、年内には1TBマシンも出現すると思う。

 TEOはテレビとの相性を考え、ビデオレコーダー・サイズになっているが、TP1も居間を意識した斬新なデザインである。

 マイクロソフトがCESで、Windows Home Server(WHS)を発表した。そのものズバリのネーミングで、家庭用サーバー・ハードウェア商品である。ソフトとしての販売は行わず、ハードウェアに組み込み済みで提供するとのことだが、TEOもTP1もWHSではなく、Windows Vista Home Premiumが入っている。

 SONYの薄型テレビBRVIAで「インターネットビデオHDTV」という製品が登場するとのことだが、VAIO部隊とBRAVIA部隊で、似て非なるソリューションを提供するのだろうか?

 となれば、MP3プレイヤーの二の舞になりかねない。http://bizpal.jp/eijyo/00144の通り、iPodSONYが作るべき製品だったが、当時SONYの複数の事業部からMP3プレイヤーで登場して、市場が当惑している間に、Appleが市場を制覇してしまった。