百福さん、お世話になりました

 日清食品の創業者、安藤百福さんが亡くなった。享年96歳。

 台湾出身で、1958年48歳の時にチキンラーメンを考案され、事業化された。インスタントラーメンの考案者で、カップ麺を考えたのも日清食品。カップライスは失敗し「サトウのごはん」が独走したが、高齢での創業、数々のアイデア、そしてカップ麺には大変お世話になったので、このブログでご冥福をお祈りします。

 今でもチキンラーメンは常備している。学生時代は毎日のようにお世話になっていたが、今は月に1回くらい。変わらぬ味で懐かしいが、20年ほど前、妙な体験をした。

 当時、会社が渋谷の原宿寄り渋谷女子高の近くで、近所に高級中華料理店「聘珍樓(http://www.heichin.com/)」渋谷店があり、給料日には豪華な昼食をいただいていた。ここで鶏肉入りのラーメン900円也を注文した時のこと。

 鶏のササミと白髪ねぎがトッピングされていたと記憶しているが、スープを飲んでみたら日清チキンラーメンそのもの。麺も細い平麺で、これまたチキンラーメンそっくり。これを手本に百福さんが「チキンラーメン」を考案したかのような味と食感。高いお金を払ったのでガッカリ。