ハルビンとシャングリラ・ホテル

 ハルビンはロシアに近く、清朝時代からの国際都市で、立派なロシア正教の教会【写真】も残っている。中国政府が、ロシアからの技術導入の拠点とした為、黒龍江大学だけではなく、ハルビン工業大学、ハルビン建築大学、ハルビン理工学院(工業技術学院)、ハルビン工程大学など、技術系の大学が多く、毎年、数多くの技術者を輩出している。

 重工業を中心に産業も発達し、モーター、タービン、電気メーター、ベアリング、機関車、航空機などの大きな工場があったが、これらは、市内から郊外に移転し、跡地は高層マンションの建設ラッシュとなっている。新潟県と提携しており、立派な日本語のホームページもある。

http://www.ncipd.jp/harbin/gaikyou/

 1993年に訪ねた際のレポートを、http://bizpal.jp/eijyo/00736に入れたが、当時はホテルも少なく、大学のキャンパス内の国際学生寮に泊まった。日本人、ロシア人、米国人などがいて、1泊1ドルとのことだった。薄暗い部屋でシャワーのみだったが、朝食のお粥や干した豆腐を麺にした料理が美味しかった。

 今回、懐かしい学生寮を希望したが、「シャワーでは・・・」とのことで、最高級のシャングリラ(http://www.shangri-la.com/harbin/shangri-la/ja/)【写真】を予約していただいた。

 とても豪華なホテルで、部屋も立派。ベッドの硬さや、シーツ、枕の質も良い。日本の浴衣まで置いてあった。松花江に面しており、リバーサイドをリクエストすれば、絶景が楽しめる。

 朝食も、単に品数が多く豪華なだけではなく、しっかり美味しい。それに、LANが使え、日本へのアクセスもそれほどのストレスはなかった。中国の国際回線は狭いことで有名だが、昨年の北京からアクセスよりも速いように感じた。