東証、次期システムをGoogleに発注?!

 東京証券取引所(http://www.tse.or.jp/)が、ライブドアとサーバ処理能力の2重のIT問題で苦境に立たされている。ライブドア問題はさておき、毎日の売り買いが400万件で打ち切りはいただけない。

 先日500万件に増強されたが、「ニューヨーク(http://www.nyse.com/)は5,000万件」、「ロンドン(http://www.londonstockexchange.com/)はスケーラブルで四半期毎に増強」、「東証は10年前のシステム」などと、新聞を拾い読みしてみても、東証のサーバシステムは貧弱である。

  

 東芝出身の西室会長が社長兼務で孤軍奮闘されているが、「スケーラブル」、「小さなサーバの組み合わせ」などの技術で、ピカイチの企業はGoogleである。彼らのGFS(Google File System)は、エリック・シュミットの「ムーアの法則(http://www.atmarkit.co.jp/icd/root/69/62921469.html)を信じるな」という掛け声で、1Uの廉価なサーバを寄せ集めて、高速で巨大なサーバ群を構築した。現在、全世界で10万台以上のGoogleサーバが稼動している。

 この技術を使えば、安くて、ハイスピードで、拡張が容易なサーバシステムを構築することができる。東証Googleと組み世界最高速、最大処理能力の株式売買システムを構築すれば、世界の株取引の中心になれると思うのだが・・・

 そうなれば、今でも10分割可能なGoogle株は、100分割!?