姜尚中さんの「東北アジアの中の日本」

 昨年9月から11月にかけて、新会社法企業会計中国経済などのセミナーを聴いたが、今年も、今週から3月まで、土曜日の集中講義など、いろいろ聴講する予定。

 今年、第一回目で、東大教授 姜尚中(カン サンジュン)さんの講義を聴いた。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A7%9C%E5%B0%9A%E4%B8%AD

 解説に『揺れ動く朝鮮半島、台頭する中国、渦巻く反日の声。ナショナリズムを越える和解の政治学を提唱する講師が、21世紀東北アジアの新しい秩序と日本の選ぶべき方向を語ります』とあるが、2時間、みっちり、持論を展開され、160名の参加者は皆さん大満足。質問にもしっかり答えていただき、30分オーバーで終了。

大東亜共栄圏東アジア共同体構想。岸信介のお孫さんが次の首相か?

北朝鮮問題の6ヶ国協議の成否が、東アジア共同体の成立に大きな影響を与える。

・中国と米国の冷戦が取りざたされているが、ソ連は軍事大国だが経済的には中進国、現在の中国は経済大国なので、冷戦にはならない。しかし、米中の対立で日中の対立も強まる。

北朝鮮と韓国の経済格差は100倍以上。経済的には併合されていく。

・1945年から55年までの10年間で日本のポイントが切り替わったが、今、また、切り替わりつつある。

ナショナリズムという病に免疫を持てば、日本のアジア化は可能。

  

 インターネット、特にGoogleナショナリズムを超越した存在だと思う。