北京のホテル、テレビは66チャンネル

 15:15北京の王府井(ワンフーチン)に近い、☆☆☆ホテル「松鶴大酒店」にチェックイン。空港でタクシーに乗ったのが13:45くらいだったので、通常30分のところを、市内の渋滞で90分もかかってしまった。

 古いホテルで、天井も低いが、タオルやベッドなどは心地よい。欧米の安ホテルだと、10年間使っています!というタオルやシーツに出くわすことが多い。

  

 ホテルのテレビを見てビックリ。何と66チャンネルもある。

 Phoenix Movie、Phoenix Satellite TV、Satellite TV Sports(Star)、Satellite TV Music(MTV)、Phoenix Internationalそれに日本のNHK、香港?のTVB8、米国のCNNとHBO。

 次に中央電視台CCTVのニュース、音楽、スポーツ、英語放送、子供向けなど15チャンネルが並んでいる。NHKは総合、教育、BS1、BS2の4チャンネルを持っているが、中国は国家が15チャンネルを作っている。

 25チャンネルからは、北京電視台BTV-1から9まで。ここは民放らしく、コマーシャルが入る。Panasonic VIERAの立派な宣伝もあった。その後、中央教育CETVが3チャンネルある。

 37から66までの30チャンネルが吉林Jinlin、河北Heibei、新疆Xinjiang、四川Sichuan、上海Shanghai、黒龍江Heilongjiang、内蒙古Inner Mongolia、天津Tianjingなどのローカル放送局の衛星放送を見ることができる。ローカル局にはCMも入っている。

 夜はドラマが多かったが、抗日戦争ものもあった。

 巨大な王府井書店でも、抗日戦争勝利60周年のコーナーがあり、人民解放軍出版社の様々な戦記物や靖国神社の本などもあった。

 戦記物は、日本の30年前のような、粗悪な薄い紙だが、中国旅行ガイドなどは、立派なフルカラー、アート紙の300頁の本でも50元(700円)くらいと安い。

  

 ホテルのサービス案内のテレビ欄を見ながらこのブログを書いたが、次の頁を開けたら、備品の価格リストが載っていた。ベッドカバー200元、毛布500元、禁煙プレート10元、コップ5元、ハンガー20元、ルームキー20元、電話機350元、冷蔵庫1000元・・・と室内の70品目すべてに値段がついており、販売している。確かに、使ってみて買う!ということでは、このホテル備品商法、興味深い。大きなモーター音に悩まされた、Panasonicの小さな冷蔵庫が14,000円である。

  

【205.09.03訂正】

 CCTVにもコマーシャルが入っていた。官製の公共放送なのだが、改革・開放が進んでいる。NHKは相変わらず、受信料を徴収しているが・・・