植田さんのピアノ・リサイタル

 昼から自転車で上野へ。今日は御徒町方面ではなく、上野公園なので、言問通りを東大農学部から下り、根津からは上り。東京芸大美術学部、音楽学部の前を通り、奏楽堂を抜けて、上野動物園を背にして、西洋美術館の前の東京文化会館へ。

 植田さんは中学、高校の同級生で、毎年一回、佐賀、長崎、博多、東京でピアノ・リサイタルを行っている。実家も近く、200mも離れていない。

 昨年、一昨年は中学、高校の友人たちと終了後、飲みに行ったが、今年は知合いの男性群は全滅だった。今年の曲目は以下の通り。

ベートーヴェンピアノソナタ ハ短調 op.13 「悲愴」

ベートーヴェンピアノソナタ ヘ短調 op.57 「熱情」

・リスト:ペトラルカのソネット 第47番、第104番、第123番

・リスト:愛の夢 第3番

・リスト:スペイン狂詩曲

 中学時代からの知合いなので、ピアノを聴きながら「何で、こんなに速く指が動くのだろう」、「何で、楽譜を見ないで、こんなに長い曲を弾けるのだろう」などと、身近な分、真剣に考えてしまう。

 10年以上前、五反田「ゆうぽうと」にも行ったおぼえがあるので、東京でも長く続いているリサイタルである。我々よりも10数歳年上のフジ子・ヘミングも元気なので、伸子さんにも頑張っていただきたい。