[eBook] 遅まきながらEPIC 2014

 以前から噂を耳にしていた、EPIC 2014を昨晩やっと見た。というより、「2014年、ニューヨーク・タイムズ紙がオンラインをやめる」という未来予測があると誰かに聞いた覚えがあり、本日、新聞社の方々にブログとSNSの紹介セミナーを行うので、昨晩遅く泥縄式にGoogleで探した。

http://www.lightover.com/epic/

 8分間のフラッシュ・ムービーで、1989年のティム・バーナーズ・リーから始まり、10年後の2014年の近未来予測まで、映像もナレーションもバックの音楽も秀逸である。

 以下の日本語サイトを読みながら、フラッシュ・ムービーを見ていただきたい。

http://blog.digi-squad.com/archives/000726.html

 配役もMicrosoft、msn、FriendSter、A9、TiVo、SONYそして主役のGoogleAmazonと当代一流の役者を揃えている。2008年にGoogleAmazonが合併し、Googlezon(グーグルゾン)となり、個人のブログ情報の信憑性や重要度、ニュース性などを自動判定するロジックにより、最後は、ニューヨーク・タイムズがオンライン版から撤退し、紙の新聞社に戻る というストーリーである。

 GoogleAmazonはインターネットの「内側」にいる会社なので、A9.comでの提携にも見られるように、グーグルゾンが登場する確率は高い。というか、A9の発展したものがグーグルゾンだと思う。会社が経営統合されるかどうかも、Webサービスの世界では、それほど重要ではなくなる。

 2004年、読書端末SONYリブリエが一瞬表示され、2007年には紙よりも安い電子ペーパーを出荷するとナレーションが入る。

  

 昨年11月に登場したサイトを、半年後の今、ご紹介するのは、このブログと私の情報収集能力の沽券に関わるが、是非、見ていただきたいので、書いた。

 「新聞社や出版社がなくなる」という議論は以前からあるが、新しい新聞社、出版社に変身するチャンスなので、既存メディアがEPICに果敢にチャレンジしていただきたいし、そのお手伝いをさせていただきたいと思っている。