やっぱり黒門亭

 5月の連休、会社の創業が1985年5月1日なので、1日を休日としていたが、今年は日曜日なので2日に変更。6日も休む社員が多いだろうということで、社員会と相談して、結局、会社として10連休を決行! 今日はその最後の日である。

 2泊3日の旅行を2回行い、2日と6日はBizPal(http://bizpal.jp)の件などで雑用があり出社。10連休がアッという間に終わってしまった。

  

 今日は朝から上野鈴本の早朝寄席。最近、こぶ平正蔵襲名と、TBSのやくざと落語家のドラマ「タイガー&ドラゴン」(http://www.tbs.co.jp/TandD/)の影響で寄席の客が増えている。二ツ目の練習場である早朝寄席も、このところ、普段の倍の100名近くの入りである。

 1日と8日は30分、前にシフトして9時半はじまり。少し遅れて鈴本に行ったら、チケット係りの初花さんから「100円です」と言われ、「あれ~」とつぶやいたら、すかさず「今日は10時20分までです」とのこと。昼席に正蔵師匠が登場するので、早めに二ツ目の会は終了。

 三之助、三三、天どん、初花というメンバーで、天どんは「初天神」の飴の次はヒヨコでシュールに話を終え、残り14分で初花にバトンタッチ。初花は「やかん」をぴったり10時20分に矢を当てて終了。お見事! これで帰宅の予定だったが、50分では聴き足りないので、黒門亭にも行くことにした。

 黒門亭も30人くらいで大入り。落語協会の事務所なので、わかり難い場所だが固定客が増えている。一遊、はん治、扇辰、津軽三味線の元九郎、歌武蔵というメンバーで、笑わせてくれた。黒門亭は1ヶ月半ぶりだが、やはり生の声、生の三味線で、落語家と客の垣根が低いので落ち着ける。畳に座るのも心地よい。座り慣れない人にはつらいようだが・・・

 黒門亭の情報は落語協会のサイトの「カレンダー」で知ることができる。

http://www.rakugo-kyokai.or.jp/

 「恋わずらい、お医者様でも、草津の湯でも・・・」、「モーツアルトは5歳で作曲を開始し、7歳で交響曲、12歳でオペラ、35歳の短い人生で600曲を残し、・・・」なんてことまで、教えもらった。

 「モーツアルト」は、「君よ、モーツアルトを聴け」という桂三枝さんもやる根多を、はん治さんが熱演。ご隠居さんが「アイネは冠詞」、「クライネは小さい」、「ナハトは夜」、「ムジクは音楽」と説明すると、魚屋さんが「夜はクライネでしょう」。実際にあの名曲もBGMで流れる楽しい噺だった。