これは、2001年度の国民一人当たりの紙の消費量である。新聞、週刊誌など読み捨てする紙の重さで、中国は日本の1/10。
確かに日本では都心の駅周辺の路上で、最新の週刊誌が100円で売られており、このリサイクルも次の週には古紙となってしまう。
毎日、数千万部の新聞と、毎週、数百万部の週刊誌が消費されており、その重量が1年で約300kgというのもうなずける。中国は紙の生産能力が低いわけだが、今から製紙工場を建設し、世界の森林を消費するよりも、電子ペーパーを使った読書端末の採用に動いている。
この数字は、社団法人 ビジネス機械・情報システム産業協会の「平成15年度 拡大する電子ペーパー市場と機械産業の取り組みについての動向調査報告書」に載っていたもので、209ページの資料には、以下のような有用な情報が満載されている。
・電子ペーパーの概要 各社の技術紹介
・海外及び日本の電子ペーパー関連動向
・紙の特徴と強み 読みやすさを決める要因
・電子ペーパーのユーザーニーズ調査
・事例に見る普及シーン
この報告書の平成16年度版の発表会が4月21日に開催される。参加費5000円(報告書つき)。
http://www.jbmia.or.jp/のWhat's New 「第2回電子ペーパーシンポジウムのご案内」で、詳細と参加申込みが行える。