韓国最新IT情報 1

 午後、2時間半ほどのセミナーを聴きに霞ヶ関ビルの35階に行った。角部屋でとても眺めが良い。写真の通り、新しい官邸や国会議事堂が見下ろせる。セキュリティーが心配になってしまうような近さだ。

 韓国のIT技術を日本に紹介するiPark Tokyo主催のセミナーで、韓国の最新IT事情を知りたくて参加したが、これが、♪ピンポン、大正解。趙さんという若い女性の方が、4時間分くらいの内容を早口で90分にまとめて説明してくれた。

 IT先進国である韓国の今がわかると、日本の明日が見えてくる。ちょっとだけご紹介する。

■ネットの状況

・ホームネットワークも立ち上がりつつある。「テレビからネットへ」のみならず「テレビで家電を制御」

・コミュニティーにコンテンツが付いてくる。700万以上のコミュニティーがある。

ポータルサイトは民族系が主流 daum.net、naver.com、nate.com

■携帯電話

・クレジット・カード機能つき携帯電話も普及。

・ビデオカメラ付き携帯電話、縦横回転画面の携帯電話が話題。

・携帯電話の価格は、日本のようなキックバックがないので8~12万円。

・持ち歩く物なので、車同様、ステータスシンボル化。

・番号の移行が可能なので機種変更も容易。

■IT政策

・ブロードバンド利用者数 3158万人、70.2%。世帯普及率76.7%、人口の97%以上がBB環境。

・ほとんどのサイトで住民登録番号が必要。16歳以上は国民番号を持つ。

・2007年の目標:インターネット普及率90%、デジタルTV 74%、企業の情報化60⇒100%

・IT839戦略:8大情報通信・放送サービス、3大先端インフラ、9大IT新成長動力

・WiBro:ワイヤレス・ブロードバンド2.3GHz無線LANサービス

・冷蔵庫にはめ込み式の情報端末。http://bizpal.jp/eijyo/20041214のジュークが現実のものに!

・郵便局の「国民PC積立」⇒「国民デジタルTV積立」開始すると、すぐに物が届く。

図書館などで、パソコンやインターネットの無料で講習会を開催。

・セキュリティー製品は政府が認定。

■マスコミの状況

・週刊誌はほとんど廃刊し、雑誌は付録で差別化。

・ネット新聞は、言論統制がきかないので、勢力を伸ばしている。