区民オペラ ランメルムーアのルチア

 朝から、自転車で上野御徒町へ。毎週通っている上野鈴本の早朝寄席二ツ目が4人。三遊亭きん歌「家見舞い」と桂笑生「意地比べ」がまあまあの出来。

 最近、日曜日の昼食は上野で「石焼きビビンバ」と決めている。上野には韓国料理店がたくさんあり、鈴本の裏手界隈は韓国街となっているが、「石焼き」ビビンバを置いている店は意外と少ない。今日は湯島三丁目交差点の「ビビンパハウス」へ。お客も韓国の人が多く、日本語だと肩身が狭いが、とても美味しい。

 上野から15分で春日へ。白山、上野、春日と今日はトライアングル・サイクリング。

  

 区民オペラのチケットを出演者の露木さんからいただいたので、妻と鑑賞。文京区の区民オペラは5年目とのことだが、私は3年前の「椿姫」以来、2度目。椿姫はオーケストラの一部をピアノの奮闘でカバーしていたが、今回は、楽器はフルに揃っていた。それでもコントラバスは一本で、女性のベーシストが大きな音を出していた。

 新宿、荒川、豊島、荒川と区民オペラ花盛りだが、文京区はCITTADINO歌劇団という区民参加の合唱団を組織し、毎年、文京シビックセンターでオペラ公演を行っている。

 今年はドニゼッティの「ランメルムーアのルチア」、昨年はベルディの「マクベス」、一昨年は同じドニゼッティの「愛の妙薬」、その前が「椿姫」である。綺麗なドレスが着られる演目が選ばれる。今日も2場面、CITTADINO歌劇団がドレスと華麗な歌声を披露。「愛の妙薬」は村人の結婚式なので、困ったのでは?と推測している。

 ルチアの野間久美子(二期会:写真)が好演。半分はルチアが歌っているようなオペラなので、主役の出来不出来で決まるが、声の質も、量も申し分なし。予習で聞いた、カラヤンマリア・カラスには、もちろん及ばないが、三幕のフルートとの掛け合いは、すばらしかった。第一幕、1曲目の合唱も良い曲である。

http://www.b-civichall.com/kumin/cittadino.html