Internet Week 2004

 昨日、会社で11月30日から12月3日にかけて、パシフィコ横浜で開催された、JPNIC主催の「Internet Week 2004」の報告会を行った。

http://internetweek.jp/

 渋谷くんがオープンソース知財、特許、ネット犯罪、クリエイティブ・コモンズなどについて解説し、長田くんがソーシャルネットワーク、林さんがblogとWikiについて受講した内容を報告した。

 渋谷くんが受講した12月1日の「知的財産権オープンソース」の主な内容と講師は以下の通り。

-「オープンソースにおける定義とライセンスの重要性」 八田真行 氏(GNUプロジェクト、Debianプロジェクト、東京大学)

-「マイクロソフトオープンソース」 平野高志 氏(マイクロソフト株式会社 法務・政策企画統括本部)

-「ソフトウェア特許の過去、現在、未来」 今野浩 氏(中央大学 教授)

-「ソフトウェア等の提供者の法的責任 ~ファイルローグ事件Winny事件を題材に~」 小倉秀夫 氏(弁護士)

-「クリエイティブ・コモンズ、ライセンス解説」 福島直央 氏(一橋大学大学院社会学研究科修士課程)

 経歴を見ると、皆さんとても若い。八田さんと福島さんは1979年生まれなので25歳である。

 フリーソフトオープンソースコピーレフトなどの定義、マイクロソフト社の基本姿勢、ソフトウェア特許の問題点などを聴いた。

  

 長田くんは、mixiGREEキヌガサなどのソーシャルネットワークの概要と、FOAFを使ったメタSNSWaWaWaクリッピングした音楽を友人とシェアするrecommuniなどを説明した。mixiは今や会員21万人、1,200万PV/日、48,000日記/日、55,000コミュニティーで、携帯ユーザも8,000人いるとのこと。

  

 林さんからは、Blogの基礎技術とMovable Type(TypePad)、COREBlogはてなダイアリーtDiaryを紹介してもらった。はてなダイアリーはブロガー9万人、1億5000万PV/月(500万PV/日)に急成長している。

 また、CMS(コンテンツ管理システム)のコンセプトであるWikiについても解説してもらった。PerlPHPRubyC#などで書かれたオープンソースの「Wikiクローン」が多数存在し、はてなダイアリーでも採用されているWiki記法は、簡易タグの標準になりつつある。