SkypeとSoba

 先日、竹田さんから新しい名刺をもらったら、最下行にMessenger&SkypeIDとあり、何? と聞いたら、P2P電話との答え。IDに昔懐かしいプログレッシブ(カンタベリー)・ロックバンドの名前を使っていた。

 月曜日にN社のK社長から、京都大学のSobaプロジェクトに興味があり、何か応用できないか と訊かれた。

 昨日、小学校と高校の同級生、岩見が昼飯時に突然現れ、双方向のビデオ通信を使った新規サービスを考えているとの事。

 早速、知ったかぶりして、SkypeやSobaなどを披露するが、付け焼刃はすぐに折れるので、本日、午前中、ここにメモを書きながら調べている。

 Skype(スカイプ)は、9月13日?の朝日新聞に記事が載っていたのを覚えているが、Napsterと同じPier to Pier技術の無料電話で、ルクセンブルグに本社があり、いちばんの特徴である一般電話への有料通話の一部がSkype社の売上げとなる。ライブドアSkypeの法人向け販売が売上げとなるのであろう。個人は無料、法人は有料という、近頃よくみかけるビジネスモデルである。もっとも、Skypeの場合、法人を個人の集まりと考えれば、無料である。

http://skype.livedoor.com/ ふむふむ、ライブドアが提携したのか。

http://web.skype.com/home.ja.html

   

 一方、Soba(Session Oriented Broadband Applications)は、2002年9月から3年間、文部科学省が毎年1億円の予算を付け、オープンソースで推進する、動画も視野に入れたストリーム系のフレームワーク制作プロジェクトである。

http://www.soba-project.org/jp/index.html

 以下に特徴が載っているが、ちょっと構想が大きいような気がする。

http://www.soba-project.org/jp/whats_feature.html

 このようなプロジェクトや事業、「はじめチョロチョロ、なかパッパ、赤子泣いても蓋取るな」的な発想が必要だと思う。最初は小さくまとめて、その成果を世に問い、ユーザからの要望に合わせて細かく改訂を繰り返し、競合製品や大手参入にもじっと耐えて、熟成させて行くのが望ましい。

http://bizpal.jp/eijyo/20041028

 に、iPod(音楽)⇒iPod Photo(静止画)⇒iPod Video(映像)と書いたが、Skypeの動画対応は時間の問題だと思う。無料テレビ電話の応用は無限に考えられるので、多くの企業がこの分野に参入してくるであろう。

  

【2005.03.05朝日beでも紹介】