官僚たちの夏

 TBSで7月から「官僚たちの夏」がスタートした。

http://www.tbs.co.jp/kanryou09/

 城山三郎の小説は学生時代にたくさん読んだが、佐橋滋さんがモデルの「官僚たちの夏」と広田弘毅を描いた「落日燃ゆ」が好きだった。銀座和光の展示会で城山三郎一橋大学の成績簿を見たことがあるが、ほとんどが「優」だった。

 ドラマは登場人物や時代背景はそのままに、自動車産業、家電テレビ、繊維産業、電子計算機と毎回テーマを決めてストーリーを作っている。「官僚たちの夏」に「匠の時代」を振りかけたような構成で、好感が持てる。

 主人公が佐橋さんだとは知っていたが、その他の登場人物は、ウィキペディアで今回知った。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%98%E5%83%9A%E3%81%9F%E3%81%A1%E3%81%AE%E5%A4%8F

 現在の情けない政治情勢の裏返しで、池田勇人の高度経済成長時代の物語なのでヒット間違いなし。10回ドラマなので8月末の投票日にはブームになっているかも。