アンドリュー・ワイエスが亡くなった

 享年91歳。http://www.cnn.co.jp/showbiz/CNN200901170017.html

 文化村の展覧会、久しぶりに行こうかと思っていたが、そのままになってしまった。

 ワイエスを知ったのは、東京に出てきたばかりの1974年4月。住んでいた等々力から東京駅行きの都バスで神保町まで行き、古本屋街を見たあと、竹橋の近代美術館まで足を延ばした。そこで見たのが、Andrew Wyethの繊細な具象画。とても気に入り、画集も購入した。光が輝くレースのカーテンや、キャンバス一面の雑草に新鮮な衝撃を覚えた。

 後年、フェルメールが好きになったのも、ワイエスの光の影響だと思う。以下にいくつか作品が載っている。

http://www.andrewwyeth.com/

http://www.youtube.com/watch?v=nnj_MBfSZKs

↑ 54秒、1分12秒 あたりが気に入っている。

 この日、福田平八郎、梅原龍三郎そして大観の「生々流転」も見た。すぐに東京国立近代美術館「友の会」に入り、毎月のように近代美術館に通った。画集に領収書がはさんであったが、年会費1000円。毎月(たぶん)「現代の眼」というB4サイズの立派な会報が届いた。常設展はフリーパス。毎月、特別観賞会も開催されていた。