原稿が真っ赤!

 JAGATのPage2008で、読書端末と電子新聞ビュアーの話を30分ほどしたが、それを会報に載せたいとのことで、講演録のテキストが届いた。

http://www.jagat.or.jp/PAGE/2008/session/session_detail.asp?sh=3&se=8

 JAGATでは年に数回、講師を務めているが、毎回、原稿の確認依頼が届く。これの修正に時間がかかる。今回も、昨晩3時間ほどかけて手直しを行い、本日JAGATに返送した。右の通り、Wordの変更内容表示モードで見ると真っ赤。

 理路整然と話し、講演録がそのまま本になるという達人の噂を時々耳にするが、こちらは凡人なので起承転結もなく、理路も漫然。

 数年前、東京国際ブックフェアの基調講演で「国家の品格」の藤原正彦先生のお話を伺ったが、そのまま原稿にできそうな語り口であった。「国家の品格」の「はじめに」に「本書は講演記録をもとに、それに大幅に筆を加えたものです。話し言葉に品が欠けていたため、ほとんどすべての文章に筆を入れる羽目になりました。品格なき筆者による品格ある国家論、という極めて珍しい書となりました。」とある。こんな洒落た文章を書いてみたいものである。