雪の中、上海浦東空港へ

 無錫は朝から雪。10時半に迎えの車が到着し上海浦東空港に向かったが、高速道路は凍結のため閉鎖。やむなく一般道で上海に向かったが、交通渋滞でノロノロ運転が1時間以上続いた。12時過ぎに途中のインターチェンジから高速に乗ることが出来たが、今度は寒さで窓ガラスが曇る。120kmで走行中に、運転手も助手席の通訳の女性も窓拭き。そんな中、携帯電話に南京空港は閉鎖との情報が入る。

 上海浦東は最新鋭の空港なので、この程度の雪では大丈夫だと思うが、3時10分の飛行機に間に合わなければ明日のチケットを確保し、宿も探さなければならない。幸い運転手が抜群のドライビング・テクニックと道を良く知っているようで、車は速度を上げている。

 こんな状況で頭をよぎったのが「ダイハード2」と「フィンランディア」。ラストの場面でシベリウスの名曲の後半が、チューバを強調した導入部と高らかなファンファーレ、そしてシンバルで演奏されるが、雪の滑走路に燃える誘導ラインの演出は、ハリウッドの最高傑作の1つだと思う。

 2時20分に空港に到着。走ってカウンターに行ったら、機材の確保を調整中で出発時間は不明との事。空港で2時間以上待ち、4時半ごろ飛び立つことが出来た。