三寒四温、春爛漫

 また、寒くなってしまった。コートが必要なくらい。3日寒い日が続き、4日温暖な日となり、それが繰り返されて春になる、とのことだが、桜が咲いたのに寒くなってしまった。今日はみぞれまで降る始末。4月の雪は19年ぶりとのこと。♪春は名のみの風の寒さよ♪とコートの襟を立てて口ずさみたくなるような「早春賦」。

 日曜日は暖かかった。この日が唯一の花見日和。久々に上野鈴本の早朝寄席に行った。栄助は自作の「小学生の作文」(4年生バージョン)、ろべえは「がまの油」。ろべえが、今日は趣向がありますと言っていたが、一之輔は「長屋の花見」を話し始めたので、200名以上のお客さんは大喜び。上野のお山に花見に行く噺で、まさに春爛漫の上野にピッタリ。一之輔は持ち時間オーバーで、大家さんが店子を説得して皆で花見に行くところで打ち切ってしまったのでガッカリしていたら、トリの三之助が続きをみっちりやってくれた。番茶を薄めた「酒」、沢庵の「だし巻き卵」、大根の「かまぼこ」をやけになって飲み食いする描写が楽しい。最後は番茶の茶柱ならぬ酒柱でめでたく落としている。

 11:30気分爽快に寄席を出て、上野のお山へ。ものすごい人。