富士通の家電PC

 CES(国際家電ショウ)の情報はhttp://bizpal.jp/eijyo/00833の通り、ITmedia日経新聞で得たが、朝日新聞ユニークな記事が載っていた。富士通の家電PCである。http://www.asahi.com/digital/pc/TKY200701130220.html

 富士通は以前から大型液晶モニター付きのFM-V TXシリーズ(http://www.fmworld.net/product/hard/pcpm0608/deskpower/tx/)を販売していたが、HDMI端子付きの大型液晶(プラズマ)テレビが飛ぶように売れているので、モニターなしのバージョンを販売することにしたようだ。Vistaを搭載しているが、日本で大半のハードウェア・メーカーが採用を見送ったWindows XP Media Center Edition(http://www.microsoft.com/japan/windowsxp/mediacenter/)に近い機能を持つ、バージョンが入るのであろう。

 ホームサーバ戦争はhttp://bizpal.jp/eijyo/00841にも書いたが、スタートしたばかりで、

家電メーカー:松下、SONY、シャープ、日立、東芝など と

PCメーカー: 富士通NECDELL、HPなど

 で対応が異なっている。既存のテレビを売りたい企業と、PCを売りたい企業の違いだが、富士通と同等の家電PCを、NECDELL、HPも投入するのは必至である。

 一方、家電メーカーもTナビよりも本格的な「PC搭載インターネット・テレビ」を出す動きがある。

http://it.nikkei.co.jp/expo/special/ces2007.aspx?n=MMIT1i001009012007の通り、ソニーはインタネットTV「インターネットビデオHDTV」をCESで発表したが、シャープは昨年4月、「インターネット AQUOShttp://www.sharp.co.jp/i-aquos/の出荷を開始している。このパンフレット、Windowsパソコンであることをほとんど触れていない。

 今年、日本の家電メーカーとPCメーカーの融合がスタートする。